[日語(yǔ)口語(yǔ)]第58回ニュース＆給食から見(jiàn)える問(wèn)題[日語(yǔ)聽(tīng)力]

攜帯型除菌剤で行政指導(dǎo)　「身に著けるだけ」根拠乏しく　消費(fèi)者庁

時(shí)事通信5/15(金) 17:31配信より引用

二酸化塩素を利用した攜帯型の空間除菌剤について、消費(fèi)者庁は15日、「身に著けるだけでウイルス除去」などとうたった広告は根拠が乏しく、景品表示法違反（優(yōu)良誤認(rèn)）の恐れがあるとして、販売5業(yè)者に対し行政指導(dǎo)を行ったと発表しました。　消費(fèi)者庁は「風(fēng)通しのある場(chǎng)所では効果が得られない可能性がある」としています。

 　対象となったのは、首から下げて使用する空間除菌剤で、消費(fèi)者庁が根拠資料の提出を求めたところ、極端に狹い密閉空間で実験を行っていて、生活での利用環(huán)境とは大幅に異なり、「裏付けとなる根拠がない」と判斷しました。

給食から見(jiàn)える問(wèn)題

 ここからはトークコーナー、今日のテーマは「＊1給食から見(jiàn)える問(wèn)題」です。コロナウイルスの影響で學(xué)校が休校となっていましたが、緊急事態(tài)宣言の解除で徐々に學(xué)校が始まってきています。學(xué)校がお休みになってしまうと、勉強(qiáng)が遅れるとか、友達(dá)に會(huì)えないとか色々な＊2デメリットがありますが、そのうちの一つに、給食を食べることができないというのがあるんですね。

　日本では、小學(xué)校や中學(xué)校などの義務(wù)教育の學(xué)校では、ほとんどが給食を採(cǎi)用しています。給食はプロの栄養(yǎng)士さん達(dá)が子供のために＊3獻(xiàn)立を考えて、栄養(yǎng)のバランスなどがじっくり考慮されたメニューとなっています。また親御さんにとってみると、お弁當(dāng)などを持たせる手間も省けますよね。うした意味では、この給食というのはとても良い制度だと私、個(gè)人的には思っています。ただし、この給食は無(wú)料で食べられるわけではありません。毎月、給食費(fèi)というのを払わなければいけないんですね。それでは、その給食費(fèi)、一か月どれぐらいの値段なのかちょっと見(jiàn)ていきましょう。

　全國(guó)的な平均の數(shù)字を見(jiàn)てみると、小學(xué)校がおよそ4000円、中學(xué)校が5000円ということだそうです。學(xué)校に行くのは月曜日から金曜日までだけですので、1か月20日間と計(jì)算してみると、一食の値段は小學(xué)校は200円、中學(xué)校は250円という數(shù)字が出てきます。この數(shù)字だけ見(jiàn)ると、給食って本當(dāng)に安く食べられるなって思いませんか。ただ、この給食費(fèi)を最近は払わないという親が出てきて度々問(wèn)題になっているんですね。と言っても、全國(guó)で給食費(fèi)を払わないという人たちは、1%弱ぐらいなんだそうですが、ここから見(jiàn)えてくるある問(wèn)題があるんです。

　給食費(fèi)を払わないというの、払えないというのは違いますよね。払わない場(chǎng)合は、払えるお金があるんだけれども払うのを嫌がる、だから払わない。ということなんです。この場(chǎng)合はどんなに催促しても給食費(fèi)を払ってくれない場(chǎng)合には、給食をストップする、あるいは法的な措置に出るっていうこともあるようなですね。

　ただこれは、親が払わないわけであって子供にとってみると、ちょっとかわいそうですよね。難しい問(wèn)題です。そういったことに心を痛めて、擔(dān)任の先生が＊4自腹を切ってその子のために給食費(fèi)を払ってあげる、なんていうこともあって結(jié)構(gòu)問(wèn)題になりました。

　そしてもう一つ、給食費(fèi)が払えないという家庭の問(wèn)題です。一月4,5000円のこの給食費(fèi)を払えない人達(dá)というのは、主にひとり親家庭で、家庭が家計(jì)が非常に苦しいという人たちなんですね。

　日本では実は、十分な食事をとることができないという子供が、結(jié)構(gòu)いるようなんです。厚生労働省の調(diào)査によると、ひとり親家庭を中心として、子供たちの7人に1人、およそ280萬(wàn)人が貧困狀態(tài)にあるとされているんです。ちょっと信じたくないけど、これが現(xiàn)実なんですね。

　＊5で、これ、お金の問(wèn)題だけではなくって、今回のコロナ騒動(dòng)で休校狀態(tài)になった場(chǎng)合に、貧困家庭の子供っていうのは、給食のように栄養(yǎng)のバランスがきちんと計(jì)算されていて、しっかりとした食事をとるという機(jī)會(huì)が実は給食しかないなんていう場(chǎng)合もあるそうなんですね。家庭にいる場(chǎng)合には親が仕事に行っていて、ちゃんとした食事ができない。例えばカップラーメンとか即席の食べ物とか、パン一つだけとか、割と貧しい食事をしていることが多くって、給食のようなバランスのとれた食事をする機(jī)會(huì)がなかなか得られないということがあるようです。すると、そうした家庭の子供達(dá)は給食を非常にあてにしているんですよね。でも學(xué)校がお休みになってしまうと、その給食をとることができなくなってしまいます。お腹が空いてしまうだけでなく、栄養(yǎng)も摂ることができないので非常にこれは大きな問(wèn)題なんですね。

　こうした問(wèn)題は、近年よく聞かれるようになってきました。またお腹がいっぱいにならないとか、栄養(yǎng)が摂れないだけの問(wèn)題ではなく、親がいつも忙しくて家にいないとなると、子供が一人でご飯を食べなければいけなくて、とても寂しい。こんな問(wèn)題も出てくるんですね。今では、色々な自治體やボランティア活動(dòng)家の人たちが作った、子ども食堂というものも現(xiàn)れました。これは、孤食、この孤食の孤は孤獨(dú)ので孤すね。一人で寂しくご飯を食べなければいけない子供たちや、貧困が原因で美味しい食事が食べられない、栄養(yǎng)をきちんと摂れないとか、出來(lái)立ての溫かい食事をとることができない、なんていう子供たちのために地域の人たちが協(xié)力して、どんな子供達(dá)でも無(wú)料、もしくは非常に安いお金で食事を提供するというのが、こども食堂なんです。

　子ども食堂に行くと、他にも集まってきた子供たちがいますので、友達(dá)になったりみんなで楽しく食事をするとか、そういった楽しみも生まれるんですね。今やこの子供達(dá)の貧困問(wèn)題は大きな社會(huì)問(wèn)題となってきています。トークコーナー、今日のテーマは「給食から見(jiàn)える問(wèn)題」でした。

＊1給食（きゅうしょく）＝學(xué)校包飯

＊2デメリット＝缺點(diǎn)

＊3獻(xiàn)立（こんだて）＝食譜

＊4自腹（じばら）を切（き）って＝自己掏腰包

＊5で＝それで